私は泣いた。うれしくて泣いた。銀杏樹には、今は雀はいない。小雀、小雀、帰ってこい。チイチク、チュクチュク、チイチク、チュクチュク、騒ぎまわってくれ。胸の張り裂けるほど囀ってくれ。
地球を一つの生命体と考える。その生命体から人間を見る。人間はどのように見えるのか?・・・医者がいたら何をするか?そのウイルスを除去する。
2021年2月5日金曜日
『小さき花にも』豊島与志雄
私は泣いた。うれしくて泣いた。銀杏樹には、今は雀はいない。小雀、小雀、帰ってこい。チイチク、チュクチュク、チイチク、チュクチュク、騒ぎまわってくれ。胸の張り裂けるほど囀ってくれ。
2021年2月3日水曜日
『梅花の気品』豊島与志雄
気品はこの世に稀である。それは地上のものというよりも、寧ろ多く天上のものであり。この地上に在っては、その本来の面目を汚されるというのではないが、そこに在るにはあまりに清らかすぎる。然しながら、それを地上に引下して、己が所有とした所に、人の魂の朗かさがある。地上から天上へと人の魂がかけ渡した、多くの橋梁のうちの一つが、其処にあるとも云い得らるる。それ故に、気品は一の抽象であって、一の具象ではない。随って気品は、如何なる人にも親しまれ易い。
『樹を愛する心』豊島与志雄
樹木を愛する心などは、一文の価値もない、と或る人々は云うだろう。然し私は、崖の中途に根を露出してる樹木を、社会的に虐げられてる人間と同一だと観る。そしてそれらの樹木から、根深い力と闘争とを教えられる。
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