2021年2月5日金曜日

『草枕』夏目漱石


こうやって、煦々たる春日に背中をあぶって、椽側に
の影と共に寝ころんでいるのが、天下の至楽である。考えれば外道に堕ちる。動くと危ない。出来るならば鼻から呼吸もしたくない。畳から根の生えた植物のようにじっとして二週間ばかり暮して見たい。


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